近年の住宅用の塗料は、次の4種類が主に使われています。
- アクリル塗料
- ウレタン塗料
- シリコン塗料
- フッ素塗料
そのなかでも「シリコン塗料」が主流です。
シリコン塗料って、よく聞くけどなんだろう?
このページでは、外壁塗装にシリコン塗料を使おうか悩んでいる方に向けて、シリコン塗料の基礎知識とメリット・デメリット、塗装工事の費用相場がカンタンにわかる方法をご紹介します。
シリコン塗料の基礎知識とメリット・デメリット
さっそくシリコン塗料の基礎知識と、メリット・デメリットをご紹介します。
シリコン塗料の基礎知識
シリコン塗料とは、樹脂の主成分にシリコンを使用した塗料のことです。
実際にはシリコンとアクリルの両方が主成分であるため、正確な名称は「アクリルシリコン塗料」といいます。
シリコン塗料は、以下のような性能をもっています。
- 600℃前後でも耐えられる(耐熱性)
- 塗膜が固く、撥水性がある(耐水性)
- 酸性雨や強風に強い(耐候性)
このような性能に加えて、汚れが落ちやすく、ツヤが映えるということもシリコン塗料の特徴です。
また、シリコン塗料は耐久性の高い塗料なので、再塗装のスパンを長くとることが可能。
結果として、メンテナンスコストを削減することができます。
シリコン塗料の耐用年数と価格相場
塗料の種類 | 外壁の耐用年数 | 価格相場 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 5~7年 | 1,400~1,600円/㎡ |
ウレタン塗料 | 7~10年 | 1,700円~2,200円/㎡ |
シリコン塗料 | 10~15年 | 2,200円~3,000円/㎡ |
フッ素塗料 | 15~20年 | 3,800円~4,800円/㎡ |
シリコン塗料のメリット・デメリット
シリコン塗料の3つのメリット
①耐久性が高い
シリコン塗料は非常に耐久性の高い塗料です。
具体的にはさきほどの「耐熱性」「耐水性」「対候性」が高いです。
緻密に結合した分子構造の働きで、外壁の劣化を最小限に抑え、高い耐久性を発揮します。
②光沢・ツヤがあり、汚れがつきにくい
シリコン塗料の多くは光沢・ツヤのある仕上がりになります。
シリコン塗料にはセラミックという成分が配合されているため、汚れにくく、長期間美観を保つことができます。
③商品ラインナップが豊富
シリコン塗料は人気のある塗料のため、メーカーが塗料の開発に日々取り組んでいます。
商品のラインナップが豊富であればあるほど、希望条件にあった商品を見つけられる確率は高くなります。
豊富なカラーバリエーションや価格レンジ、好みの性能などから自身にあった商品を様々な選択肢の中から選ぶことができるのも、シリコン塗料のメリットです。
シリコン塗料の3つのデメリット
①アクリル塗料・ウレタン塗料よりも価格が高い
塗料代の違いにより、これら2種類の塗料よりも工事費用は高くなります。
10年以内で退去や解体が決まっている家には、塗料の寿命が余ってしまうでしょう。
②フッ素塗料よりも耐久性が低い
反対に、シリコン塗料の寿命は、フッ素塗料ほどは長くありません。
「金額が多少高くなっても、工事回数を少なく抑えたい」という場合は、シリコン塗料は最適な選択肢ではありません。
③ヒビ割れしやすい
シリコン塗料は、ほかの塗料に比べて乾燥後の塗膜が硬いため、そのぶんヒビ割れが起きやすい塗料といえます。
温度や水分で伸縮する素材への塗装や、振動が多い立地での使用には向いていません。
シリコン塗料がオススメな人と、そうでない人
シリコン塗料がオススメな人
- 塗料のコストパフォーマンスを重視する人
- 塗装予定の家に、あと10年以上は住み続ける人
- 光沢感のある外観に仕上げたい人
シリコン塗料は、費用対効果を重視する人のほか、独自の特徴である光沢の強さを活かしたい人にも向いています。
豊富な商品バリエーションから、好みの製品を選びたいという人には特におすすめです。
シリコン塗料をオススメできない人
- 大きい住宅の人
- 塗り替えの総回数を少なく抑えたい人
- 6~7年以内に家を退去・売却する人
また、DIYを検討している方にも注意が必要です。
シリコン塗料は、塗装箇所への付着力が弱く、素人が万全に塗装するのは難しい塗料です。
じゃあ、プロに頼むしかないのかしら・・
概算だけでも知る方法はないの?
塗装業者に依頼すると、工事の正しい費用や使う塗料のことは分かりますが、
- 塗装屋に足を運ばなければいけない
- 塗装屋に契約を迫られるかもしれない
- どの塗装屋だったら信用できるのかわからない
という煩わしさがあり、なかなか行動しづらいですよね。
「時間がない」「面倒くさい」「概算でもいいから手っ取り早く相場を知りたい」というのであれば、これから紹介する1人でカンタンに費用がわかる方法をオススメします。
STEP1.質問に沿って住宅の入力する
こちらのサービスを使い、質問に沿って住宅に関する情報を入力していきます。
1分間で自宅の外壁塗装の相場が算出が完了します。もちろん無料です。
STEP2.集まった見積書から「最安値の業者」を選ぶ
STEP1で得た「外壁塗装の見積書」のなかから最安値の業者を選びます。
これが地元塗装業者のなかの最安値の費用になります。
まとめ
外壁塗装でどういう塗料を使うかは、使う塗料の特徴とメリット・デメリットを考慮して選ぶことが大きなポイントになります。
シリコン塗料は種類が多く、素人では扱いにくい塗料なので塗装のプロに任せるのが間違いない方法です。
今回ご紹介した方法なら、1人で自宅にいながらカンタンに塗装費用の最安値価格が分かります。
「時間がない」「面倒くさい」「概算でもいいから手っ取り早く相場を知りたい」というのであれば、是非ご利用ください。