この職場向いてないかも・・転職しようかな・・
看護師は離職率が高い職種です。
厚生労働省の『雇用動向調査』によると、新卒以外の看護師17.7%が退職をしています。
実に6人に1人が退職しているのです。
日本企業の離職率が平均14.2%であることを考慮すると看護師は辞めたいと思いやすい職種といえます。
このように考えると、「看護師に向いているかどうか」ではなく、看護師なら誰でも辞めたくなる事柄や事情があり、辞めたいと思っているあなたは特別ではありません。
このページでは、看護師が離職する理由を解説し、転職にオススメな病院選びをご紹介します。
看護師を辞めたいのは“甘え”ではありません
求人転職サイト「キャリハイ転職」の調査によると、多くの看護師がストレスを感じながら働いていることがわかっています。
わたしだけじゃないのね!
看護師を辞めたいと思っても、甘えではありませんので安心して下さい。
『日本看護協会』の調査では、看護師として働いた方の半数以上は、転職の経験があります。
しかも、勤務先も平均すれば3ヵ所以上に転職している方が多く、職場を変えたいという気持ちは誰にでも起きて転職するもの。ごく普通のことなので、前向きに捉えましょう。
看護師が離職する理由トップ10
厚生労働省がおこなった『看護職員として退職経験のある者の退職理由』の調査結果をトップ10形式でお伝えします。
順位 | 退職理由 | パーセンテージ |
---|---|---|
1位 | 出産・育児のため | 22.1% |
2位 | 結婚のため | 17.7% |
3位 | 他施設へ興味がある | 15.1% |
4位 | 人間関係がよくない | 13.5% |
5位 | 通勤が困難なため | 11.3% |
6位 | 超過勤務が多いため | 10.8% |
7位 | 休暇がとれない・とりにくいため | 10.2% |
8位 | 夜勤の負担が大きいため | 9.5% |
9位 | 責任の重大さ・医療事故への不安がある | 9.2% |
10位 | 本人の健康問題のため | 8.5% |
いわゆる「結婚・出産・育児」のライフステージの変化にともなう離職が最も多く、次いで「他施設へ興味がある」といったキャリアアップや職場変更、そして「人間関係がよくない」といった職場環境に対する不満や悩みが続きました。
主にこれらの理由がきっかけで離職し、転職を考える看護師が多いことがわかりました。
また、勤務時間が長い、医療事故への不安といった理由もトップ10に入っています。
他にも報告書を見る限り、
- 規模が大きい病院よりも小さい病院
- →小さい病院は給与水準や福利厚生に対する満足度が低い
- 国立・公立よりも民間病院
- →民間病院は人材が少なく業務過多になりやすい
- 地方よりも都会
- →都会は民間病院が多く転職しやすい
こちらの病院が離職率が高くなっています。
離職率が低い病院を選ぶことも大事ね。
離職せず続ける努力も必要ですが・・
とくに「人間関係がよくない」といった職場環境に対する不満や悩みをお持ちの方や、現在のキャリアに疑問をもっている方は、
- 職場に関わらず信頼できる人に相談する
- 苦手な相手でも、できるだけコミュニケーションを取ってみる
- もう一度、今のキャリアに向き合ってみるなど
このように、離職せず続ける努力も大事ですが、ムリをしすぎて体を壊してしまっては元も子もありません。
次のような不調はありませんか?
心の不調のサインを見逃さないで!
- 気分が沈む
- イライラする
- 不安な気持ちになる
- 動悸がする
- 食欲不振
- 不眠
- お酒の量が増える
- 日中ボーっとすることが多い
- やる気が出ない
- 今までできていたことができなくなり、単純なミスが増える
参照:飯田橋ウエルネスクリニック
このようなサインが現れたら、職場環境を変えるため転職を検討しましょう。
2023年、看護師の有効求人倍率2.4倍
令和5年3月に公表した厚生労働省のデータでは、全体の有効求人倍率は1.35倍に対して、看護師は2.42倍です。
つまり看護師1人に対して、2~3件の求人があることになり、看護師が常に人材不足であることを表しています。
逆を言えば、2023年も看護師にとって転職のチャンスといえます。
オススメな職場に転職する3つのポイント
人間関係の改善が難しい場合、もしくはキャリアアップ・職場変更したい場合は転職を検討するのは有効な手段です。
転職に失敗しないためにも、慎重に転職先を選びましょう。
ここでは、オススメな職場に転職するためのポイントを3つ紹介します。
①職場を実際に見学してチェック
職場見学は、再就職後のミスマッチを防ぐのに効果的。実際に自分の目で見て、職場の雰囲気を確かめましょう。
人手不足で忙しすぎる、整理整頓がされていない、同僚同士がギスギスしているといった、求人票のみではわからないような情報が把握できます。
また、職場見学では自分にとって働きやすい雰囲気であるか確認することが大事です。
ついでに、
- 福利厚生が充実しているか
- 勤務体制が良い職場か
- キャリアアップ制度があれば最高
以上のこともチェックしましょう。
忙しい時間帯の見学が難しい場合は、お客様や患者として訪ねることもひとつの手です。
②掲載期間が長い求人情報に注意する
掲載期間が長い求人情報は、人間関係や職場環境になんらかの問題を抱えているケースが多いです。
もし採用したとしても、待遇が良くない、人間関係が悪いなどの理由で辞めてしまう人が多いことから、常に求人情報を掲載している可能性があります。
また、待遇が良すぎる、もしくは掲載される頻度が高い求人情報も要注意です。
必要以上に待遇が良いのは、給与を上げなければ応募が見込めないからかもしれませんし、定期的に求人情報を出している会社は、社員の入れ替わりが激しい証拠とも考えられます。
転職活動期間は焦って大事なところを見逃しやすいので、落ち着いて確認することをおすすめします。
③看護師専門の転職エージェントで仕事探しをする
人間関係の良い職場を見つけるのが難しいと感じているなら、転職エージェントを利用するのも選択肢のひとつです。
職場の内部情報などを教えてくれるため、リサーチに手間がかかりませんし、転職したい職場の情報が増え、正しい判断ができるでしょう。
看護師専門の転職エージェント「レバウェル看護」なら看護師の求人数が豊富で、希望の条件で転職先を探せます。
自分のライフスタイルに合う、働きやすい職場が見つかるでしょう。
看護師の転職支援に特化した専任コーディネーターが在籍しており、転職先に求める条件を気軽に相談できるのも魅力です。
希望に合う求人を効率良く紹介してもらえれば、仕事を続けながらでもスムーズに転職先を探すことができます。
人間関係の良い職場に転職したい方、就業後のミスマッチを防ぎたい方も、どうぞお気軽に「レバウェル看護」にご相談ください。
まずは登録して、転職に向けて情報を集めてみましょう
利用料金 |
完全無料 |
---|---|
利用者数 |
累計40万人 |
提供エリア |
全国 |
24時間対応 |
できる |
無理な転職は、「年収が下がる」「職場が遠くなる」などの逆効果が生じます。
まずは登録して、転職に向けて次のような情報を集めてみましょう。
- 自分のキャリアと職場環境を考慮した結果、転職をすべきかどうか
- 地元の病院の転職市場の動きはどうか
- 転職をするとしたら、どのようなサポートが受けられるか
長く安定して働くためにも、転職はしっかり情報を集めて検討する必要があります。
看護師専門の転職エージェント『レバウェル看護』を活用して、自分の働き方に合う職場を探しましょう。